私は現在コーダー4年目を迎えました。
4年目となるとそこそこ経験も積めて、業界や仕事についてもある程度理解できるようになってきたかなと思います。
そこで本記事では、4年目になって思う、「コーダー1年目のときに知っておきたかったこと」について書いていきたいと思います。
本記事の対象の方
- コーダー1年目など初心者の人
- コーダー駆け出しでこれからコーダーを目指す人
コーダー1年目初心者のうちに知っておきたかったこと7選
はじめに結論を書いておきます。
結論
- 参考書を読むより手を動かすことが大事
- 嫌でもプロにコードレビューしてもらう
- ポートフォリオを頑張ってつくる
- デザインソフトの基本操作は身につけておくと良い
- 入る会社によって身に付く知識は全然違う
- 軌道修正は早めが吉
- 情報収集は複数の媒体を掛け合わせると良い
では早速、一つずつ見ていきましょう!
参考書を読むより手を動かすことが大事
真面目な人ほど、知識を頭に入れてから何か始めようとしてしまいがちだと思いますが、
コーディングに関していうと、「手を動かしたもん勝ち」だと思います。
参考書をいくら読んだとしても、コードが書けなかったら意味がありませんよね。
コーディング・プログラミングの世界でいうと、参考書の内容を暗記する必要は全くないです。
どんな人でも毎度調べながらコードを書いていくものなので、
「参考書を読み込んで全て理解して頭に入れる」という学習法より、
「デモサイトを作ってみる」「模写コーディングをしてみる」等、
より実務に近く、なるべく手を動かせるような勉強法を取り入れていただきたいです◎
私の例
私はまさに参考書を読むだけで勉強した気になっている人だったので、はじめは全く手を動かしていませんでした(泣)
ですが、たまたま職業訓練校の先生が「手を動かして勉強しよう」のスタイルで、
沢山デモサイトのデザインカンプを用意してくれたので、それでようやく知識が身についていった感覚があります。
このときに知識を覚えるスタイルで勉強するのではなく、不慣れながらにもコードをガンガン書いていく方が圧倒的に身になるなと痛感しました。
嫌でもプロにコードレビューしてもらう
自分のコードを見られるのは恥ずかしいな・・・
1年目の頃などの初心者の状態で、自分のコードを誰かに見てもらうのは恥ずかしいかもしれませんが、
「コードレビュー」をしてもらうことで、成長速度は2倍にも3倍にもなり得ます。
そもそもですが、自分が書いたコードに対して自信がある人はどれくらいいるでしょうか?
私の例
私が1年目の頃は、常に「このコードであっているかな」「先輩だったらどんな風に書くだろう」と不安だらけの毎日でした。
私が入った会社はコードレビューがなかったので(やばすぎる・・)、なんとか先輩を捕まえて個人的にレビューをお願いしたりしていましたが、
やはりコードレビューをしっかりしてもらえる環境があったらなと今でも思います。
すでにコードレビューをしてもらえる環境がある方は良いと思いますが、
もしない方のために、オンライン上で現役エンジニアに質問できたり・レビューをお願いできるサービスがあるので紹介しておきます。
独学している方、周囲にレビューしてもらえる人がいない人におすすめです。
沢山エンジニアの方がいるので、良さそうな人がいれば是非活用してもらえればと思います!
ポートフォリオを頑張ってつくる
ポートフォリオって作るの大変ですよね・・
当時私もとても苦労した記憶があります。
就職活動時にポートフォリオは必ずと言ってもいいほど、提出を求められるものなので充実させておいて損はないです。
ポートフォリオは一度作ると次の転職でも使えるので、長い目で見てもかなり使えます。
自分の成長記録的な感じで、振り返る材料としても活用できるので、大変かもしれませんが頑張って作りましょう!
私の例
初めての就職活動時、ポートフォリオを提出できないとそもそも応募すらできない会社も多くあり驚きました。
ポートフォリオはその人自身をアピールできるとても客観的な資料になるので、企業も当然求めてきます。
当時ポートフォリオの重要性を認識していなかった私は、就職活動を始めてから慌てて作り込んだりして、時間を有効に使えなかったなと後悔しています。
是非皆さんは学習中の段階から、ポートフォリオを少しずつでも作っていただければと思います。
デザインソフトの基本操作は身につけておくと良い
コーダーでも、PhotoshopやAdobe XD・Figmaなどの基本操作は習得しておいた方が良いです。
というのも画像書き出しであったり、カラーコード/余白/シャドウ/サイズの取得などデザインソフトを触る機会はコーダーでも多いです。
会社や現場によって使用しているソフトは様々かと思いますが、
事前に使用ソフトがわかっているのであれば、あらかじめ触っておいたり、自分で簡単なバナーやサイトを作ってみたりして、練習してみるのも良いかと思います。
私の例
自分でもデザインソフトを扱えるので、デザイナーさんに頼らず自分で出来る範囲もあって役立ったなという場面も多いです。
入る会社によって身に付く知識は全然違う
会社によって使用している技術やWebサイトの種類は様々なので、就職活動する際は必ず調べておいた方が良いです。
例えば、
- 色んな種類のWebサイトを作ってみたい
→ インハウス業務より、Web制作会社が向いていそう - WordPressの知識を身につけたい
→ WordPressカスタマイズ開発業務がある会社を選ぶ - JavaScriptの知識を身につけたい
→ 動きのあるサイト開発が多い会社、フロントエンド開発ができる会社を選ぶ
のような感じです。
あくまでも参考例にはなりますが、自分が習得したい・活かしたいスキルを把握した上で、マッチする会社選びをしていただきたいです。
私の例
私は就職活動していたとき、会社の福利厚生や残業時間など、業務内容というより会社で就職先を選んでしまったので、入ってから後悔した部分が多いです。
「もっとJavaScript開発をしたかった」「WordPress開発ばかりだとは思わなかった」「もっと色んな種類のサイト制作に携わりたかった」等々
もっと自分がどのようなスキルを伸ばしていきたいか、をしっかり考えて整理した上で、就職先を選べば良かったと今になって思います。
会社選びや転職活動が不安なら
キャリア形成や市場価値にも影響してくるので、会社選びが大事と言われても、
1年目の人、ましてや駆け出し状態の人であれば、
- 「そもそもどんなキャリアパスがあるかわからない」
- 「業界のことをあまり知らない」
- 「いずれはフリーランスとして独立したいけどステップがわからない」
など色々な悩み・不安があるのではないかと思います。
※2023年6月30日時点のキャプチャ
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軌道修正は早めが吉
コーダーとしてすでに働いている方が前提にはなりますが、
前項にある通り、入る会社によって身に付く知識は様々です。
もし今あなたがいる職場で学べることや活かせることが少ないと感じていたり、
自分が求めるレベルのことが習得できていないと感じるのであれば、
1日でも早く軌道修正をかけることをおすすめします。
所属チームを変えてもらう、転職する、副業してみる、等々
手段は様々あると思うので、自分にあった軌道修正の方法を模索して、まずは行動することを大事にしてほしいなと思います。
情報収集は複数の媒体を掛け合わせると良い
コーディングに関する技術は日々新しくなるものなので、常にアップデートが必要です。
今では様々な媒体が出てきているので、情報収集するのであれば、複数のメディアを掛け合わせる方が効率的だなと感じています。
- Twitter(何人かの発信者をフォローしておく)
- Instagram(「#コーディング」などでフォローしておく)
- YouTube(最近ではショート動画でも有益な情報を学べたりする)
- Webサイト(おすすめはICSメディア)
- 書籍(体系立てて学べるので基礎から勉強したいときにおすすめ)
このような感じで、媒体ごとに得られる情報のタイプも異なってくるので、上手く活用すれば、満遍なく情報収集ができると思います。
コーダー駆け出しの頃から出来ることは着実に積み重ねていこう
コーダー1年目に知っておきたかったことについてまとめました。
私がコーダー1年目で初心者の頃は右も左も分からない状態で、かつ周囲に気軽に相談できる人が少なかったので苦労した部分も多くありました。
自分が歩んでいる道が果たして正しいのかもわからず、目の前のことに必死になって取り組んでいましたが、
今になって思えば、「もっと良い勉強法があったな」「就職先をもっと考えて選べば良かった」「キャリア形成をしっかり考えればよかった」など、色んな後悔があります。
もしこの記事を最後まで読んでいただけて、一つでも参考になった部分があれば、私のように後悔しないよう、是非何か行動に移していただけたらなと思います。
みなさんのことを応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。